“糅雑”の読み方と例文
読み方割合
じうざつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此混淆糅雑じうざつは固より歴代の学者が意識して敢て為したのでは無い。故に右の諸書には初め朱墨の文が分つてあり、後尚白墨の文が分つてあつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
幕府と阿部家とに献ずるものは、薬袋やくたいに題する屠字の右肩に朱点を施して糅雑じうざつすることからしめた。調合をはれば、柏軒が門人等を神田大横町の蕎麦店今宮へて往き、蕎麦を振舞つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)