粛穆しゆくぼく)” の例文
殿堂金碧の美なしとはいへ、おのづから粛穆しゆくぼくの趣あり。俯して谷川をのぞむ、皇后そのかみの卯月、河の中の磯にいまして年魚あゆを釣りたまひけるところ。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)