“粂太郎”の読み方と例文
読み方割合
くめたろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある日、二階の絹商人——その名は粂太郎くめたろうというのであったが——がその座敷で向かい合った時、こう云って粂太郎は笑った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……ご老師お作りの設計図みつもりずを白痴の少年粂太郎くめたろうめのために盗まれましたのでござりますぞ……幼な馴染なじみの芳江姫と夫婦になりたい一心から紋十郎の誘惑そそのかしに応じ、盗み取りましたのでござります。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)