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籖
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くじ
ふりがな文庫
“
籖
(
くじ
)” の例文
ひとりの男の目まぜに働く四、五人の
黒衣
(
くろご
)
、それは
正
(
まさ
)
しく、徳川万太郎を暗殺することの
籖
(
くじ
)
を引きあてた、
雲霧
(
くもきり
)
の
仁三
(
にざ
)
の一組です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし一ばん貧乏
籖
(
くじ
)
をひいたのは、警察医のスチューワート氏でした。誤まった鑑定をしたために、その後すっかり評判が悪くなって、門前
雀羅
(
じゃくら
)
を張るようになったそうです。
誤った鑑定
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
彼をはじめとして、暗殺の
籖
(
くじ
)
を
抽
(
ひ
)
いて別れ別れになった五ツ組の者は、その後、各〻目ざす方角へ向って、みな相応な飛躍をやっているだろうと思われる。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして最後に親引きとして残った日本左衛門の
籖
(
くじ
)
は、もう見るまでもありません。——切支丹屋敷のお蝶。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
籖
漢検1級
部首:⽵
21画
“籖”を含む語句
動物富籖
籖引
富籖
抽籖
雲笈七籖