どう)” の例文
三之丞はおのれの位置につくと、おもむろに右肌を脱ぎ三ところどうの弓をとって矢をつがえながら見やった。幸之進は大剣のさやを払って青眼、右足をすこし進めて構えている。呼吸五つあまり。
備前名弓伝 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)