“簠簋”の読み方と例文
読み方割合
ほき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その人は、荷物が軽くて勿体ないといって背負いこみたいな簠簋ほき蒲葵こばの葉を一束つみ、その上に私の鞄と靴をのせてきてくれた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
こゝまで来れば、安倍晴明アベノハレアキラの作つたと言ふ偽書——併し江戸の初めには、既にあつた——「簠簋ほき内伝抄」によつて、葛の葉の話が、ちよつと目鼻がつき相に見える。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
『淵鑑類函』四三六に服虔曰く、猪性触れ突く、人、故に猪突豨勇きゆうというと。いわゆるイノシシ武者で、豨は南楚地方で猪を呼ぶ名だ。『簠簋ほき内伝』二にいわく、亥は猪なり云々。