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範綱
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のりつな
ふりがな文庫
“
範綱
(
のりつな
)” の例文
「あいや、
卒爾
(
そつじ
)
でござるが——」と、並木の下で、ばったりと会った
範綱
(
のりつな
)
と
宗業
(
むねなり
)
の兄弟に、すこし息をきって、唐突に、たずねた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして、六条の
範綱
(
のりつな
)
の
館
(
やかた
)
まで、一息に来たが、折わるく範綱は後白河法皇の院の御所へまかり出ていて、まだお
退
(
さ
)
がりにならないという。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
範綱
(
のりつな
)
は、すこし疲れた筆をおいて、
燭
(
しょく
)
の
丁字
(
ちょうじ
)
を
剪
(
き
)
った。どこからか入る濡れた風には若葉のにおいがして、この雨上りの後に来る初夏が思われる。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
範
常用漢字
中学
部首:⽵
15画
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“範綱”で始まる語句
範綱朝臣