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節榑立
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ふしくれだ
ふりがな文庫
“
節榑立
(
ふしくれだ
)” の例文
それと同時にステパンは
節榑立
(
ふしくれだ
)
つた拳を握り固めて夫人の顔の前で振つた。そしてくるりと背中を向けて駆け出した。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
八は
節榑立
(
ふしくれだ
)
つた不器用な指で、此の玉を捩つて開けたのである。中は
襞
(
ひだ
)
のやうになつて、物を入れる処がいくつも出来てゐる。そしてどこにも貨幣が二三枚づつ入れてある。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
年寄りはそれは御苦労なこったという顔をしてうなずいて、その
節榑立
(
ふしくれだ
)
った指さきで、もとの同僚の
遺児
(
いじ
)
の頬を不憫そうに撫でた。トシは人見知りをしない子で、すぐあいそ笑いをした。
夕張の宿
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
この
節榑立
(
ふしくれだ
)
った杖一本で沢山だ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
榑
漢検1級
部首:⽊
14画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“節榑”で始まる語句
節榑