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笹野
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さゝの
ふりがな文庫
“
笹野
(
さゝの
)” の例文
と言ふのは、南町奉行與力の筆頭
笹野
(
さゝの
)
新三郎、奉行朝倉石見守の
智惠嚢
(
ちゑぶくろ
)
と言はれた程の人物ですが、不思議に高貴な人品骨柄です。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「へエ、親分は學があるからたいしたものだ。——
笹野
(
さゝの
)
の旦那もさう言つて居ましたよ。平次は四角な字も讀めるから、唯の岡つ引には勿體ないつて」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昨夜
(
ゆうべ
)
八丁堀の組屋敷に泊つて、
笹野
(
さゝの
)
の旦那のところで、少しばかりお調べの手傳ひをしてゐると、今朝、まだ薄暗いうちに、
蛤町
(
はまぐりちやう
)
の久七親分がやつて來て
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「本當とも、
笹野
(
さゝの
)
の旦那には、あとでさう言つて置く、——こいつは大變な捕物だ。
拔
(
ぬ
)
かつちやならねえ」
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
現に
笹野
(
さゝの
)
の旦那も、昨日お役所でお目にかゝると、熊井熊五郎と言つたやうな筋の惡い曲者が御府内を荒し廻るのは、御上の
御威光
(
ごゐくわう
)
にも
拘
(
かゝ
)
はることだ、何とか一日も早く召捕つて
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
平次は、其儘引揚げて兎に角與力
笹野
(
さゝの
)
新三郎の耳へ、一件の始末を
囁
(
さゝや
)
いて置きました。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
笹野
(
さゝの
)
樣の御慈悲だ——それもこれも。さア立て。」
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「留守だよ、
笹野
(
さゝの
)
樣のお供で、急の京上りだ」
銭形平次捕物控:264 八五郎の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
笹
漢検準1級
部首:⽵
11画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“笹野”で始まる語句
笹野彫
笹野権三
笹野新三郎