“さゝの”の漢字の書き方と例文
語句割合
笹野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「本當とも、笹野さゝのの旦那には、あとでさう言つて置く、——こいつは大變な捕物だ。かつちやならねえ」
現に笹野さゝのの旦那も、昨日お役所でお目にかゝると、熊井熊五郎と言つたやうな筋の惡い曲者が御府内を荒し廻るのは、御上の御威光ごゐくわうにもかゝはることだ、何とか一日も早く召捕つて
平次は、其儘引揚げて兎に角與力笹野さゝの新三郎の耳へ、一件の始末をさゝやいて置きました。