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竹町
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たけちょう
ふりがな文庫
“
竹町
(
たけちょう
)” の例文
わたくしは震災の数日前下谷
竹町
(
たけちょう
)
の邸に伯父文豹を訪うた時、その客室に「遷喬書屋。丹治瑩斎。」となした古びた一匾額の懸けられてあるのを見た。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
下谷
竹町
(
たけちょう
)
のとある路地の奥、何を考えるともなく、娘に導かれて、ツイこんな所まで来てしまったのです。
悪人の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹町
(
たけちょう
)
は佐竹の原が形を変えて市街となったので、それで竹町というのであって、佐竹の屋敷を取り払った跡が佐竹の原です。東南に堀があって、南方は佐竹の表門で、その前が
三味線堀
(
しゃみせんぼり
)
です。
幕末維新懐古談:62 佐竹の原繁昌のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
光明氏はその頃下谷
竹町
(
たけちょう
)
の
生駒
(
いこま
)
様の屋敷中に立派な邸宅を構え、弟子の七、八人も使っておられ、既に立派な先生として世に立っておられたのであるが、そんなことまではその時は知らず、ただ
幕末維新懐古談:46 石川光明氏と心安くなったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「伊三兄哥は、両国から出せ。俺と石原の兄哥は、
竹町
(
たけちょう
)
から出して逆に行く。——
灯
(
あかり
)
の点いている船に用事はねえ、大きな船も調べるだけ無駄だ、灯の無い
軽舸
(
はしけ
)
でそっと漕いでいるのがあったら逃がすな」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“竹町”で始まる語句
竹町物