窖中こうちゅう)” の例文
かすかに聞えた歌の音は窖中こうちゅうにいる一人の声に相違ない。歌のぬしは腕を高くまくって、大きなおの轆轤ろくろ砥石といしにかけて一生懸命にいでいる。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)