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穿孔
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せんこう
ふりがな文庫
“
穿孔
(
せんこう
)” の例文
もし手術の結果、子宮底に
穿孔
(
せんこう
)
ができるようになって腹膜炎を起こしたら、命の助かるべき見込みはないのだ。そんな事をふと思い起こした。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
水の層はかなり深い地下に横たわっているが、既に二つの
穿孔
(
せんこう
)
によって達せられていて、
白堊
(
はくあ
)
とジュラ系石灰岩との間にある緑の砂岩帯から供給される。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ベトンに
穿孔
(
せんこう
)
せんとすれば、侵入者は
反
(
かえ
)
って激烈なる反撥をうけ、遂には侵入者の身体は自爆粉砕すべし。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
井上君の眼球の黒眼の部分だけ
穿孔
(
せんこう
)
していたことや、黒瓦の表面の泡立っていることや、浴衣の黒い模様のとおり熱傷を受けていた患者がいることや、石の黒い部分がぼろぼろになっていることなど
長崎の鐘
(新字新仮名)
/
永井隆
(著)
位置矯正の場合などに
施術者
(
しじゅつしゃ
)
の不注意から子宮底に
穿孔
(
せんこう
)
を生じた時などには、往々にして激烈な腹膜炎を結果する危険が伴わないでもないなどと書いてあった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
岩や土をそぎとる高速
穿孔
(
せんこう
)
車輪が、すこしもまわっていないではないか。ほら、こっちのスイッチが、ひらかれたままになっている。ごま化すのは、いいかげんにしろ
地底戦車の怪人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
子宮底
穿孔
(
せんこう
)
⁈ なまじっか医書を読みかじった葉子はすぐそっちに気を回した。気を回してはしいてそれを否定して、
一時
(
いっとき
)
延ばしに容態の回復を待ちこがれた。それはしかしむだだった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
“穿孔”の意味
《名詞》
穿孔(せんこう)
あなを開けること。あなが開くこと。また、そのあな。
(出典:Wiktionary)
穿
漢検準1級
部首:⽳
9画
孔
常用漢字
中学
部首:⼦
4画
“穿孔”で始まる語句
穿孔機