稚子髪ちごがみ)” の例文
稚子髪ちごがみの時代の十八公麿まつまろが、いつまでも、慈円のまぶたにはのこっていて、そのころの何も思わないつややかな頬と今の範宴とを心のうちで思いくらべているのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)