程々ほどほど)” の例文
葉子はもうこんな程々ほどほどな会話にはえきれなくなって来た。木村の顔を見るにつけて思い出される仙台せんだい時代や、母の死というような事にもかなり悩まされるのをつらく思った。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)