秤台はかりだい)” の例文
駒井甚三郎は、こんなふうに説明しながら、いま秤台はかりだいにかけていた細長い形のよい玉を取って、卓子テーブルの上から南条の方に突き出しました。
次に日本の算盤そろばんを取って幾度か計算を試み、それから細長い形の黒い玉を取っては秤台はかりだいの上へ載せ、それを幾つも幾つも繰返して、その度毎に目方を記入しているようでありました。