“磽地”の読み方と例文
読み方割合
いしじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに国民の精神的指導者たる祭司および学者は、かえって民衆を誤導して滅亡に導いている。民衆の多くは磽地いしじのような心だ。
彼はいかにして砂地すなじを田園に化せしか、いかにして沼地の水をはらいしか、いかにして磽地いしじひらいて果園を作りしか、これ植林に劣らぬ面白き物語ものがたりであります。
土薄き磽地いしじに落ちし種あり、土深からぬによりて、速かに萌え出でたけれど、日出でて焼け、根なき故に枯る。いばらの中に落ちし種あり、茨そだちてふさぎたれば、実を結ばず。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)