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磨針峠
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すりばりとうげ
ふりがな文庫
“
磨針峠
(
すりばりとうげ
)” の例文
「畜生谷を通過したからとて、身が畜生になるわけではあるまい、もしそうだとすれば、狼谷を通れば狼に食われ、
磨針峠
(
すりばりとうげ
)
を通れば自分の身が針になる」
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ゆうべは
近江
(
おうみ
)
愛知川
(
えちがわ
)
ノ
宿
(
しゅく
)
だった。そして今日も、春の日長にかけて行けば、美濃との境、
磨針峠
(
すりばりとうげ
)
の上ぐらいまでは、脚をのばせぬこともないと、馬上、
舂
(
うすず
)
きかける陽に思う。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
磨
常用漢字
中学
部首:⽯
16画
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
峠
常用漢字
中学
部首:⼭
9画
“磨針”で始まる語句
磨針
磨針嶺
磨針太郎