硝子戸入がらすどいり)” の例文
階子段はしごだんの裏を抜けると、次の次の、応接室のドアは、半開きになって、ペンキ塗の硝子戸入がらすどいりの、大書棚の前に、卓子テイブルに向って二三種新聞は見えたが、それではなしに、背文字の金の燦爛さんらんたる
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)