トップ
>
破衣
>
はい
ふりがな文庫
“
破衣
(
はい
)” の例文
彼はすりきれたわら
履
(
ぐつ
)
をはき、垢じみた布帽をかぶり、
破衣
(
はい
)
をひるがへしてむかしの王子として君臨してゐた城下を氣のへんな風來僧となつて歩きまはつてゐた。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
ために家士一統には
破衣
(
はい
)
粗食を給しながら、見れど見ぬが如くし、また、家老たるその方などにも、財務内政の経営に長年の辛苦をかけ、これも知りつつ知らぬがような
体
(
てい
)
をして過ぎ、ひたぶるに
唯
(
ただ
)
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“破衣”で始まる語句
破衣孤剣
破衣錦心
破衣素跣足