みまも)” の例文
おくれ馳せの老女いぶかしげに己れが容子ようすを打ちみまもり居るに心付き、急ぎ立去らんとせしが、何思ひけん、つと振向ふりむきて、件の老女を呼止めぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
それかあらぬか、小野忠雄は息をのんでこの様子をみまもり、代師範の梶新左衛門もまた吾を忘れてしまったてい
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)