眼白鳥めじろ)” の例文
八合目ほどの所の路ばたによく囀る眼白鳥めじろの聲を聞いた。見れば其處の木の枝に籠がかけてあつた。見𢌞すと近くの木蔭に壯年の男がしやがんで險しい眼をして我等を見てゐた。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
神社に詣るも家におるも感情に何のかわりなく、その上合祀で十社二十社まるで眼白鳥めじろが籠中に押し合うごとく詰め込まれて境内も狭くなり、少し迂闊うかとすれば柱や燈架ガスとうだいに行きあた
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
そしてそれに寄りつどうた眼白鳥めじろが非常に多い。