“真打(しんう)” の例文
旧字:眞打
真打(しんう)ちには、人の思いもつかないものを買い込んで、仲間をあっと言わせ、お客を煙(けむ)に捲いて人気を独り占めにしたものでございます。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
真打(しんう)ちの出番は最後に極(きま)っているじゃないか。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と真打(しんう)ちの一蝶親方が舞台がかりでいうと
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「真打(しんう)ちが出てしまったあとに、ヘボが、わがものがおに飛び出すほど、お笑い草はないでしょう。昔、観世太夫が……」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)