“真志屋”の読み方と例文
旧字:眞志屋
読み方割合
ましや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年八月二十九日に、真志屋ましや五郎作ごろさくが八十歳で歿した。抽斎はこの時三世劇神仙げきしんせんになったわけである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
まだ下谷したや長者町ちょうじゃまちで薬を売っていた山崎の家へ、五郎作はわざわざ八百屋やおやしちのふくさというものを見せに往った。ふくさは数代まえ真志屋ましやへ嫁入したしまという女の遺物である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)