省吾しやうご)” の例文
省吾しやうごといふのが其少年の名で、丁度丑松が受持の高等四年の生徒なのである。丑松は其容貌かほつきを見る度に、彼の老朽な教育者を思出さずには居られなかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)