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相反
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あいはん
ふりがな文庫
“
相反
(
あいはん
)” の例文
といったような全然、
相反
(
あいはん
)
する二つの考えが、草川巡査の神経の端々を組んず、ほぐれつ、転がりまわり初めたのであった。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
答「いや、それも誤りではありません。悪と善、鬼と仏、
相反
(
あいはん
)
する二つのものを一体のうちに交錯して持つふしぎな
御仁
(
ごじん
)
」
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
サア今度は晩酌の一段になって、その全廃は迚も行われないから、そろ/\量を減ずることにしようと方針を定め、口では飲みたい、心では許さず、口と心と
相反
(
あいはん
)
して喧嘩をするように争いながら
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
餓死、全滅、すべての
瓦礫化
(
がれきか
)
。およそ宮方色のものは一片の勢力たりと残されまい。そして次の世代はまったく自分の理想とは
相反
(
あいはん
)
するちがった組織によって始まるだろうと考えられた。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“相反”の意味
《名詞》
相 反(そうはん)
互いに対立し、反対であること。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
“相反”で始まる語句
相反馳