盲目聾めくらつんぼ)” の例文
盲目聾めくらつんぼで気にはしないが、ちと商売人の端くれで、いささか心得のある対手あいてだと、トンと一つ打たれただけで、もう声が引掛ひっかかって、節が不状ぶざま蹴躓けつまずく。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)