皮肉家ひにくや)” の例文
すべて女といふものは、滅多にい批評家にはなれつこは無いが、心掛一つで疵探あらさがしの皮肉家ひにくやにはなれるものだ。
ある皮肉家ひにくやが、むかしの詩人は血で書いた、中頃なかごろになつては墨汁インキで書いた、それがごく近頃になつては墨汁インキに水を割つて書くやうだと言つたが、涙にしても水を割つたら、直ぐ瓶に詰まりさうなものだが