一度などは百軒店ゴスチンヌイ・ドゥオールの或る店先に立ちどまって、何か勲章の綬のようなものを買っていたが、いったい、それをどうするつもりなのかさっぱり見当がつかなかった、というのは
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)