“白鳥の騎士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ローエングリン50.0%
ローヘングリン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治三十五年の夏、初めて上京した石川啄木いしかわたくぼくが、小日向こびなたの素人下宿で、ワグナーの「白鳥の騎士ローエングリン」の英訳本を耽読たんどくしていたことを私は記憶している。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
劇詩としての『白鳥の騎士ローヘングリン』を読み、文献によって『第九シンフォニー』の壮麗さは知っても、それを音楽として聴くことの出来なかった時代に、我らは少青年時代を送ったのである。