“白隠”の読み方と例文
読み方割合
はくいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白隠はくいん和尚は日ごろ修養を積み、平生へいぜいの言行が正しく聖人たる資格あることを証明したゆえ、一時疑いを受けたことも、数年ならずして解けたのである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
一時はその手段の一つとしての禅の研究を思い附き、『禅門法語集』や『白隠はくいん全集』をしきりに精読し、禅宗の雑誌まで購読し、熱心鋭意して禅の工風くふうふけっていた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
大雅だって、芭蕉だって、江月だって、白隠はくいんだって、慈雲じうんだって、職場を守るための書道研鑽が混合している。純粋に、人間としての身嗜みからではなさそうである。