“瘤頭”の読み方と例文
読み方割合
こぶあたま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて甥の方はムカッ腹立ちの性分で、かっとなると何へでも頭でぶつかッて行く癖がある。かつてその瘤頭こぶあたまで松の木をヘシ折ったなどの話さえ持つ独角龍であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佛教の方ぢや、髮なんぞかぶらずに、凸凹でこぼこ瘤頭こぶあたまを臆面もなく天日てんぴに曝して居るし、耶蘇の方ぢや、教會の人の澤山集つた所でなけれあ、大きい聲を出して祈祷なんぞしない。これあ然し尤もだよ。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)