“瘤牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ジイブ50.0%
ジイプ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村の入口では子供が出迎える。車が通る。馬のかわりに水牛がいている。瘤牛ジイブが畑を耕している。その角はすべて美々しく彩色され、頸には貝殻の襟飾りだ。
タミル人は、この錫蘭セイロン島の奥地からマドラスの北部へかけて、彼らの熱愛する古式な長袖着キャフタンと、真鍮しんちゅう製の水甕みずがめと、金いろの腕輪とを大事にして、まるで瘤牛ジイプのように山野に群棲ぐんせいしていた。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)