瘟疫おんえき)” の例文
その大きさひょうのごとし。生食してすこぶる旨く、その汁を搾って砂糖を和し飲めば瘟疫おんえきに特効あり。
それは毛巡税もうじゅんえつと云う者の住んでいた家で、五六年前に瘟疫おんえきで一家の者が死絶えて、今では住んでいる者は無いはずであるが、それでも時どき小供こどもが出て来て東西ものを買うのを見たことがあるから
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)