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疏通
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そつう
ふりがな文庫
“
疏通
(
そつう
)” の例文
社会の要部が老人と青年とで成立つものである以上、老人と青年との意志が
疏通
(
そつう
)
しなければ社会は順調に進歩しない訳である。
姑と嫁について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
業というか気合というか、なににせよ、剣道の
至奥
(
しおう
)
にも
疏通
(
そつう
)
した、すさまじいばかりの気魄であった。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
居士は余と他の人々との間に立って両者の意思を
疏通
(
そつう
)
することを常に忘れなかった。が、また他の人々の意見を借りて居士自身の不平を余に訴えることも少くはなかった。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
その中に最近の老妓の心境が
窺
(
うかが
)
える一首があるので紹介する。もっとも原作に多少の改削を加えたのは、師弟の作法というより、読む人への意味の
疏通
(
そつう
)
をより良くするために外ならない。
老妓抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
これを個人の間において言うも、相互間の親密を増進し、意志の
疏通
(
そつう
)
を計るがために、先ず人を殴打するということのあるべき道理は決してない。
何故の出兵か
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
疏
漢検準1級
部首:⽦
12画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“疏通”で始まる語句
疏通堰
疏通微妙