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甲板
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かんばん
ふりがな文庫
“
甲板
(
かんばん
)” の例文
靴
(
くつ
)
の先で
甲板
(
かんばん
)
をこつこつとたたいて、うつむいてそれをながめながら、帯の間に手をさし込んで、木村への伝言を古藤はひとり
言
(
ごと
)
のように葉子にいった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
戸をあけて
甲板
(
かんばん
)
に出ると、甲板のあなたはさっきのままの波また波の
堆積
(
たいせき
)
だった。大煙筒から吐き出される
煤煙
(
ばいえん
)
はまっ黒い天の川のように
無月
(
むげつ
)
の空を立ち割って水に近く斜めに流れていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
“甲板”の意味
《名詞》
(かんぱん、こうはん)船舶の上部の広く平らな部分。デッキ。
(こういた)机・棚などの上面の板。
(こういた)鰹木を支えるために棟に沿って渡す長い板。
(出典:Wiktionary)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“甲板”で始まる語句
甲板上
甲板番
甲板士官
甲板組
甲板部
甲板掃除
甲板旅客
甲板球戯
甲板給仕