田光たつぴ)” の例文
その銀線の尽きるあたりに、古代の鏡のやうに鈍く光つてゐるのは、田光たつぴ沼であらうか。さらにその遠方に模糊と煙るが如く白くひろがつてゐるのは、十三湖らしい。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)