“たつぴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田光50.0%
竜飛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その銀線の尽きるあたりに、古代の鏡のやうに鈍く光つてゐるのは、田光たつぴ沼であらうか。さらにその遠方に模糊と煙るが如く白くひろがつてゐるのは、十三湖らしい。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
三厩はバスの終点である。三厩から波打際の心細い路を歩いて、三時間ほど北上すると、竜飛たつぴの部落にたどりつく。文字どほり、路の尽きる個所である。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)