瓶底飲かめぞこの)” の例文
祭や祝宴の翌日を瓶底飲かめぞこのみ、または残酒のこりざけなどと称して、女までが集まって飲食したのは、つまりはその酒が、時に入用なだけしか造られなかった証拠である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四国・九州の多くの土地では、今でも祝宴の翌日または翌々日、手伝い人や家の者を集めて、慰労の飲食を供することを、「瓶底飲かめぞこのみ」とも「瓶こかし」とも謂っている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)