瑤々ゆらゆら)” の例文
新字:瑶々
鼓、銅拍子、気を合せて、舞のきッかけをうながした。——と、空ゆく雲のそれのように、静の水干すいかんの袖が瑤々ゆらゆらとうごいた。美しい線を描いて舞い初めたのである。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)