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猿面冠者
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さるめんかじゃ
ふりがな文庫
“
猿面冠者
(
さるめんかじゃ
)” の例文
「ほう……お前の額にはずいぶん皺が多いんだねえ! 僕にだってそんなにはないよ。
猿面冠者
(
さるめんかじゃ
)
の方かね。太閤様だな。……ハハハ。せい公そうだろう?」
父の出郷
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
猿面冠者
(
さるめんかじゃ
)
が淀君を物にするには太閤にならなければならなかつたが、むろん太閤だつて
蒲生氏郷
(
がもううじさと
)
の未亡人や千利休の娘にふられる、だから本当の限度はきりがない。
金銭無情
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
前者は小さいが太閤が呱々の声を揚げたところで
猿面冠者
(
さるめんかじゃ
)
産湯
(
うぶゆ
)
の井戸というのが残っている。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
二人は危く首の飛ぶところであつたが、
猿面冠者
(
さるめんかじゃ
)
は悪びれぬ。シャア/\と再三やらかして平気なものだ。それだけ信長を頼りもし信じてもゐたのであるが如水は後悔警戒した。
二流の人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
二人は危く首の飛ぶところであつたが、
猿面冠者
(
さるめんかじゃ
)
は悪びれぬ。シャア/\と再三やらかして平気なものだ。それだけ信長を頼りもし信じてもゐたのであるが、如水は後悔、警戒した。
黒田如水
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“猿面”で始まる語句
猿面
猿面郎
猿面公