“猿面郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さるめんろう50.0%
えんめんろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時の一卒猿面郎さるめんろうのために、かく絶望のほかない窮地に追い詰められたとはいえ、せめて世に恥なきような死に花だけでもと、ひそかに念じていたに違いない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「勝家自身、往来なすぞ。筑州あらば、一騎駈け、これへ出会えや。——猿面郎さるめんろう、出よっ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わけを申せ。やいッ、そこな猿面郎えんめんろう、理もなく、武士をそしる法やある。百姓そだちの成上がり者、武士を遇する道を知らんかッ」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)