狗児こいぬ)” の例文
旧字:狗兒
床には四角の煉瓦が鋪いてあり、椅子やテーブルは黒い木材でこさえてあり、その脚はひょろ長く曲っていて狗児こいぬの足のようだ。
鐘塔の悪魔 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
ちょうど戸口のところには、テーブルと同じように曲った狗児こいぬの足のような脚の、り掛かりの高い、鞣皮なめしがわで張った肱掛椅子ひじかけいすに、この家の主人が腰をかけている。
鐘塔の悪魔 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)