“狂言（からくり）” の例文

お糸と役者の乳繰合（え）えを嫉妬（やっか）んで、よんべおりきんとこから出て来る役者を、ここらで待ってばっさり殺（や）り、えこう、えれえ手の組んだ狂言（からくり）を巧（たくみ）やがったのう、やいやい、小僧、どうでえ

釘抜藤吉捕物覚書：09 怨霊首人形 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

“狂言”の意味

《名詞》
狂 言（きょうげん）

能（日本語、名詞）6と並行して発達してきた、日本の伝統演劇。作品は現実的・世俗的かつ、しばしば風刺的な内容で、一場物（物語上、地理的な移動を含む場合もある）。ごく少数の作品のみで仮面や着ぐるみを用いる。室町時代に成立。能狂言（主として 3と区別するために用いる呼称）。

寺での行事として上演される民俗芸能的な演劇。念仏狂言、大念仏狂言、固有名詞を冠して「壬生狂言」、「千本ゑんま堂狂言」、「嵯峨大念仏狂言」などと呼ばれる。

芝居のこと。歌舞伎のこと。例：曽我狂言。

3の意味から、嘘である作り事、作り話。主として、人をだまして利益を得るために行なう。例：狂言強盗。
(出典:Wiktionary)

“狂言”の解説

狂言（きょうげん）は、猿楽から発展した日本の伝統芸能で、猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇。明治時代以降は、能および式三番とあわせて能楽と総称する。
(出典:Wikipedia)

狂	常用漢字 中学 部首:⽝ 7画
言	常用漢字 小２ 部首:⾔ 7画