狂言綺語きょうげんきご)” の例文
というのは、この老尼は修行のために、ここに静処を求めたのではなく、狂言綺語きょうげんきごの閑居を楽しまんとする人であったからでしょう。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「諸法実相の理を按ずるに、かの狂言綺語きょうげんきごの戯、かへりて讃仏乗の縁なり」とする思想は、単に『十訓抄じっきんしょう』の著者(「はすうてなを西土の雲に望む翁」)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)