“牻牛児”のいろいろな読み方と例文
旧字:牻牛兒
読み方割合
げんのしょうこ33.3%
げんのしようこ33.3%
ぼうぎゅうじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそれまで牻牛児げんのしょうこ山椒魚さんしょううおの一種のようなものだと思い込んでいたのだ。鳴尾君はこんな風に私に野外教授を施してくれた。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
尤も、年々の村でも一人や二人、五人六人の患者の無い年はないが、巧に隠蔽して置いて牻牛児げんのしようこの煎薬でも服ませると、何時しか癒つて、格別伝染もしない。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
げんのしようこ牻牛児ぼうぎゅうじ。植物。草の名。野生やせいにして葉は五つに分れ鋸歯のこぎりばの如ききざみありて長さ一すんばかり、対生たいせいす。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)