爽涼はっきり)” の例文
この世でなければ見る事の出来ない明瞭な程度と、これに伴う爽涼はっきりした快感をもって、他界の幻影まぼろしに接したと同様の心持になったのである。自分は大きな往来の真中に立っている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)