燧崎ひうちざき)” の例文
あの暴風雨あらしから数日の後、徳島より南の燧崎ひうちざきに、一枚の渋合羽が流れついたということと、まるで方角違いな、富岡郷とみおかごうの山林の中に、日数をへた男女の死骸が抱き合って朽ちていた
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)