燈明番とうみょうばん)” の例文
「子安堂のそばの燈明番とうみょうばんに聞いたら、あのご隠居と若い女子おなごが、提燈を持って、登って行くすがたは見たといいましたね。……それから三年坂のほうへ降りたという者も誰もいないし」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)