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熖
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ほのお
ふりがな文庫
“
熖
(
ほのお
)” の例文
こりゃ不思議? ……光はあるが
熖
(
ほのお
)
が立たぬ! ……息づきもせぬ、
生命
(
いのち
)
がない! ワッハッハッ、火ではないわい! 飛天夜叉めのまどわしじゃ!
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
枝葉が揺れ、
病葉
(
わくらば
)
が舞い落ち、焚火が靡き、草が
翻
(
ひるがえ
)
り、そうして姥の白髪と白衣とが、白い
熖
(
ほのお
)
のように
閃
(
ひらめ
)
いた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
分銅のように見える権守の、
被布
(
かつぎ
)
をかぶった
丈
(
たけ
)
高い体の、顔の部分にある二つの穴から、浮藻を見詰めている眼の光は、燃えている黒い
熖
(
ほのお
)
のようであった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
熖
部首:⽕
14画
“熖”を含む語句
余熖
光熖
青熖